こんにちは、5回の引っ越し経験を持つ、子育て会社員のゲルー氏といいます。
先日、家が手狭になってきたので、新たな賃貸住宅へ引っ越しました。
納得できる物件を選びましたが、痔持ちの私にはマイナスポイントが一つ。
それは「温水洗浄便座」が無いという事。
ないものは、付ければいいじゃんという事で、
そこで今日はこんな内容で書こうと思います。
「賃貸に温水便座を取り付けてみた」
こんな体験記となっています。
私も含め賃貸物件探しで、温水便座にこだわる人って、意外と多いですよね。
賃貸で温水洗浄便座って後付けできるの?
取り付け手順は複雑じゃないの?必要なものは?
この記事はこんな悩みにお答えする内容となっています。
- 賃貸物件に温水洗浄便座を取り付ける際の注意点
- 温水洗浄便座を自分で取り付ける方法(ざっくり解説)
そもそも引っ越した経緯について
実家を出てからずーっと賃貸の私、節目節目でかれこれ5回ほど引っ越してきました。
現在、わが家は妻と3歳の子供と私の3人暮らしです。
前の物件に約3年間、2LDK(70㎡)の賃貸住宅に住んでいましたが、
少し手狭になってきたので、今回3LDK(72㎡)のUR賃貸へ引っ越す事に。
物件は引っ越し予定日の2か月前ぐらいから探し始め、ネット含め様々な不動産屋を見て回りましたが、
「敷金・礼金不要」という点に魅力を感じリノベーション済みのUR賃貸に決めました。
今回も満足のいく物件選びでしたが、気になる点が主に2つありました。
一つ目の駐車場の件は今回の内容から逸れるので割愛します。UR賃貸を検討されている方は調べてみてください。(参考:UR都市機構「有料駐車場お申込み・ご契約手続き」)
そして二つ目です。
物件によりますが、たまたま空いている部屋が、「めっちゃいい!便座以外は…」
というのが今回のパターンで。痔持ちの私には非常に気になるポイントでした。
賃貸で温水洗浄便座を後付けできるのか
早速結論ですが、賃貸物件は温水洗浄便座を後付けできる事が多いです。
ただし、次の事項を事前に確認する必要があります。
それぞれ解説していきます。
賃貸物件で温水洗浄便座を取り付ける際の注意点
賃貸物件のオーナーor管理会社への施工確認
賃貸物件の所有権はあくまでもオーナー(大家)さんです、自分で便座を取り付けて良いか不動産仲介会社や管理会社を通じて確認するようにしましょう。想定される回答は次の内容です。
私自身、過去に取り付けNGは無かったのですが、必ず条件として「退去時に元に戻して出て行ってください」という事を言われます(ほぼ100%)。
ここで書面の取り交わしは無いですが、原状回復の必要がでてきます。退去前に便座を元に戻せるよう、取り外した便座・金具類は必ず保管しておきましょう。
許可が出たからと言って、元々の便座を捨ててはいけません。
元に戻す便座が無いと退去時に回復費用を負担する可能性も出てくるからです。
そしてこれもオーナーの意向によりますが、先方から専門業者を使う事を条件として提示される場合があります。素人工事による漏水被害を防ぐためです。その場合は指示に従ってください。
今回、筆者の引っ越しは条件1のみ(原状回復)だったので、取り付け工事はセルフで行うことにしました。
言わずもがなですが、築年数が古い家屋の設備は配管などの接続部が腐食・固着など劣化していることがあり、外したら最後、原状復帰(再利用)できないケースもありますので、危なそうだなと思ったら業者さんへお願いしましょう。
温水便座の設置環境
設置環境は、製品購入前に必ず確認する必要があります。
事前に購入検討している製品のホームページや取扱・施工説明書などをダウンロードし、
確認すると良いでしょう。
また、一般的に「ウォシュレット」や「シャワートイレ」と呼ぶ機会が多い温水洗浄便座ですが、
業界では次のようなすみ分けがされているようです。
「ウォシュレット」=TOTO製 温水洗浄便座の呼称
「シャワートイレ」=INAX製 温水洗浄便座の呼称
これから検討するという方は、商品検索で自分の好みに合った製品を検索するようにしましょう。
商品検索する際には、「温水洗浄便座」で調べると、より幅広い商品にマッチするのでおススメです。
温水洗浄便座を取り付けてみた
ここからは筆者のお話です。
- 管理サービス事務所へ施工許可を得る
- 設置環境の確認と製品選定
- 模様替え申請書に取り付け製品名と施工者の記入
- 製品購入と取り付け
今回筆者が引っ越したのはUR賃貸という事で、管理サービス事務所へ許可を得る必要がありました。 (参考:UR都市機構「お住まいのお客様へ(Q&A) 設備・工事」)
書類での申請だったため、必要事項「住所・購入予定の製品名・施工者連絡先」を記入しポストへ投函。約1週間で承諾連絡が来た感じです。
製品選定は、価格の低さ&メーカーの好き嫌い(好み)で選んだ感じです(賃貸なので)
前の物件で使用していたのがパナソニックだったので、今回は東芝の「SCS-TCK1000」にしてみました。 (参考:東芝ライフスタイル(株)「温水洗浄便座SCS-TCK1000」)
製品ホームページから仕様書をダウンロードし、電源や設置環境に問題ないか確認します。
以上のような項目で問題なさそうだったので、購入しました。
今回購入した商品はコチラ▼
そしてこんな感じで到着しました。
そして取り付け環境はこんな感じです。
アース付きコンセント 止水栓 全体の位置関係
設置環境は問題なさそうなので、作業を進めていきます。
必要な道具は次の3つです
必要な道具がそろったら手順書に沿って作業するだけです。
片付け含め1時間もあれば十分終わると思います。
1.止水栓を閉じる
止水栓のミゾ(黒)にドライバを差し込みます 時計方向(閉)に止まるまで回します
止水栓を閉めると貯水タンクへの給水動作が止まります。
(試しに洗浄レバーを回して水を流してみてください)
2.備え付け便座の取り外し
便座の固定は2か所で止まっています 裏をのぞき込むと固定ナットが見えます ナットの材質がプラなので工具は使わず手で緩めました
固定の強さ・ナットの材質によっては工具を使って外すと良いかもしれません。
ナットを外すとゴム部品(黒)とワッシャ(白)が外せます 背面のナット固定を外すと便座を引き抜けます 便座を取り外した後
3.新しい便座を取り付ける
購入した付属品(便座固定プレート)を取り付けます 固定ボルトの内側に溝が切ってあり、プレート前後位置が調整できます ボルトは内側2レーンを使用。便器の取付穴のピッチに従います。
固定プレートは前後・傾きに注意して取り付けました。便座の最終的な位置に関係します。
取り付け穴に固定プレートとボルトを挿し込みます 便座の前後・傾きを調整します 背面から固定するナットです(片側分)
部品の向き・順番に気を付けてナットを閉め込みます(手締め) 取り付け便座の裏側に、固定プレートと同じ形状の溝が切ってあります 便座をスライドさせて取り付けます
4.分岐金具とアース線の取り付け
分岐金具の取り付け前に、
・止水栓が閉まっていること
・トイレの水を流して、給水タンク内へ注水がされないこと
上記2点を改めて確認し、作業中に水漏れが発生しないようにします。
モンキーレンチで緩める前にタオルや雑巾などで養生するのが理想です。
(ホース内の残ったお水が出てきました)
モンキーレンチを使いナットを緩め 止水栓から給水ホースを外します 多少の水がこぼれるので、タオルを引きました 中からフィルタが出てきました
こんな感じのメッシュフィルタ 止水弁側に山が来るように入れ込みます 付属の分岐金具を取り付けます
付属のOリング(ゴムパッキンを1つ入れ込んで) 止水栓に取り付けます もう片方に元々ついていたホース(給水タンク用)を接続
付属のホースを取り付けて もう一方を便座へ接続します アース線を閉め込みます
付属のOリング(ゴムパッキン)は分岐金具とホースの接続部・ホースと便座接続に1個づつ使います。
余ることも、不足することもないです。
※Oリングが2重(一か所にダブル)で入ると水漏れの危険が高まります、1か所に1個使用してください。
最後にコンセントを取り付けて、作業完了です。
まとめ:UR賃貸住宅に温水洗浄便座を取り付けてみた
いかがでしたでしょうか、
今回のケースの様に設置環境が合えば自分で取り付け可能です。
電源・アース線が無いなど条件が合わない場合は、外部業者さんへお願いするしか無いですが。
ウォシュレット・シャワートイレが無いってだけで、物件候補数を減らしてしまうのはもったいないです。
おすすめ商品▼
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ではまた✋
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